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令和2年度全国高専連合会主催コンテストの開催について(会長メッセージ)
令和2年7月31日
令和2年度全国高専連合会主催コンテストの開催について
一般社団法人全国高等専門学校連合会
会長 後 藤 景 子
新型コロナウイルス感染防止の観点から、主催する4つのコンテスト事業の本年度実施について検討を重ねて参りました。検討の結果、課外活動の教育的意義や学生の自主的活動の支援を念頭に、実施する場合はオンライン開催を基本とし、各高専での学校活動の開始状況の違いに配慮することとしました。
コンテストの準備段階における感染防止や安全確保を行なった上で具体的な実施計画を策定するよう、連合会で感染症対応ガイドラインを策定しました。各コンテストの実行委員会でこのガイドラインに沿って実施方法を検討した結果、下記の通り、コンテストを開催することに決定しました。
アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト(高専ロボコン)では、ロボットを製作する環境を考えて、アイデア対決にこだわる内容としました。技術とアイデアで「暮らしを豊かに、人々を幸せに」 するロボットの製作を目指します。『だれかをハッピーにするロボットを作ってキラリ輝くパフォーマンスを自慢しちゃおうコンテスト』、 題して「はぴ☆ロボ自慢」です。
全国高等専門学校プログラミングコンテストは、「北の大地で拓け! ICTミライ」 を大会テーマとして、課題部門、自由部門の実施を予定しています。課題部門は「楽しく学び合える!」をテーマにした作品を募集します。両部門ともプレゼンテーション審査・デモンストレーション審査・マニュアル審査をオンラインで実施し、文部科学大臣賞等の各賞が決定されます。なお、NAPROCK国際プロコンも併催され、海外チームによる作品の発表もあります。
全国高等専門学校デザインコンペティションは、つながりを表すことば「ゆい」をメインテーマとし、競技部門は例年と同じ5部門とします。開催地名取の人々は、東日本大震災で経験した自然の恩恵と驚異に対して、知恵とつながりで試練を乗り越えてきました。各部門では、「ゆい」ということばを継承し、震災を経て新たな「結」へ、合理性に基づく「由」へ、未来に伝えたい「遺」へ、そして他にはないひとつの「唯」へと広げるヒントとアイデアを高専で学ぶ精鋭たちに求めています。学生たちのかけがえのない取り組みを披露できる場を「ゆい」の精神で継承します。オンライン開催の場合にはビデオプレゼンテーションや学校からのプレゼンテーションを行い、審査員もオンラインで参加する予定です。名取市での集合開催の可能性も残っておりますが、参加者の安全を優先して判断いたします。
全国高等専門学校英語プレゼンテーションコンテストは、シングル部門のみ、発表テーマは自由とし、プレゼンテーションをビデオ録画して応募する形式とします。パワーポイントの画面、英語の発音に加え、表情、声、仕草などの要素も重要な審査対象となります。高校生や大学生の英語プレゼンとは異なる、高専生ならではのテーマが期待されています。
以上、本年度主催コンテストは例年と異なる大会になりますが、高専生たちのチャレンジ精神とパフォーマンスで、ウィルスと戦う日本中、いや世界中の人たちを元気にできたらと願っております。
是非とも応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
▶高専連合会主催コンテスト等実施における新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン
▶第33回アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト2020