徳山高専OBの谷口聖弥さんは、高専に入学して特に興味を持つことはとはなかったものの、いざ卒業してみると高専教育のすごさに気づかれたそうです。今では高専が大好きになったとのこと。現在は高専受験・高校/大学受験を指導する学習塾PDCA-schoolと高専に関するYouTubeチャンネルを運営し、教育・広報という形で高専に還元する活動をされています。（文責：連合会事務局）

　

　

　

　

　

　高専は良くも悪くもユニークで、[普通ではない]何かを求めている人が多い学校だと思います。特に内部にいるときは気づきませんでしたが、高校１年生の年齢から大学１年生レベルの専門教育を施すことは、諸刃の剣ですがとんでもなくすごいことだということです。学生の適性さえマッチングすれば、社会人として仕事をするにあたって強力なスキル・胆力を身につけることができるでしょう。高専についていい思い出も、苦い思い出もありつつも、今も仕事ぐるみで高専に関わっている以上、私は心から高専が大好きで、大好きで、たまらないのだと思います。

　

　こんにちは。2018年に徳山高専 情報電子工学科を卒業し、現在は高専受験・高校/大学受験を指導する学習塾PDCA-schoolと高専に関するYouTubeチャンネルを運営している谷口聖弥と申します。高専に入りたいと考える中３には高専在学の経験を活かして、高専内外とのギャップを限りなく０に近づけて正しい進路選択ができるようにヒアリング・教育相談をしております。

　

　というのも、私は工学・技術を単体に食い扶持にするほど興味・適性がない学生でした。高専に進学したことに後悔はありませんが、進路選択や社会へ出ていく際、自分の安易だった進路選択に対して反省をしました。その分、中３の若さ故に勢いで高専に進学して判断を早まり、後々後悔がないようにはアドバイスをさせていただいております。

　

　しかし高専で学んだ全ては今に生かし、工学分野ではありませんが教育・広報という形で高専に還元させて頂いております。高専に入ろうとしている中学３年生を限りなく高い学力に高めて入学させ、在学生においても苦学している高専生を数多くサポートさせていただいております。生涯、ニーズがあるのであれば高専×教育に関して携わりたく思っているほどです。

　

　遠い話になりますが人生の中で、高専の知名度UP、高専の英語教育の抜本的な改善や、就活に困っている在学生のサポート、自分が高専についてもっとこうすればよくなるのに！と思っていることに関して、自分の事業の中で、何か自分の本業と絡めて高専に還元できたらと考えております。自分のサービス内でもいいですし、今後、余裕ができれば高専機構などに無償提供したいと考えております。

　

　とにかく、自分が高専という環境で学生の時に困ったこと、不便に感じたこと、もっとこうすればいいのにと思うことをパワーアップした自分の力で高専に恩返しできたらなと思っております。