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2021年度豊田高専_山口 耕平さん
豊田高専OBの山口 耕平さんは、コロナ禍の真っただ中に高専に在学し、課外活動も制限されながらもポジティブに捉え、英語プレゼンテーションコンテストに参加し、有意義な学生生活を送られました。高専生活を通じて得たことは、「面白そう」だと思ったことは「とりあえずやってみる」という心意気が大切という明るいエールをいただきました。現在は北海道大学工学部へ進学し、更なるご活躍をされています。(文責:連合会事務局)
こんにちは!初めまして!私は豊田高専の環境都市工学科を2022年3月に卒業した、山口耕平と申します。現在は北海道大学工学部環境社会工学科環境工学コースに在学しています。
私が高専4年生の時コロナウイルスが大流行しました。すべての授業がオンラインとなり、約半年以上自宅待機を余儀なくされました。課外活動も制限され、多くの学生にとってネガティブな思い出になったと思います。
一方で、このコロナという状況は、私に新しい発見を与えてくれました。それは、高専には、面白いことができる機会がたくさんあるということです。幸か不幸か、コロナの影響により学校がオンラインに切り替わり、様々な情報(イベント情報など)がメールや掲示板で公開されるようになったおかげで、高専4年目にしてやっと気づくことができたのです。(もっと早く気づきたかった。。。)私は、手始めに英語プレゼンテーションビデオコンテストに参加することにしました。参加動機は、「海外の学生と話せるなんて、面白そう!」という好奇心です。このコンテストでは、海外の学生とペアになり、3分のプレゼンテーションビデオを作成します。テーマはSDGsで、17個あるゴールの中から自分たちでトピックを選ぶことができます。私たちは、ゴール5のジェンダーの平等を軸に、ゴール3と4を加味しながら、「正しい性教育の重要性」についてビデオを作成しました。そして、何度もzoomミーティングを重ね、魂の英会話で乗り越え作成したビデオは、コンテストで優勝勝ち取りました。(その時のビデオです→https://youtu.be/rMUStW_yduc)
とてもうれしかったです。実は、英語大変だし、参加しようか迷っていた時もありました。「面白そうだからとりあえずやってみよう」という精神で参加してほんとによかったです。その後、全国高専初のTEDxの運営に、実行委員長として携わることになりました。この当時は高専5年生で、卒業研究、部活の大会、1年生から継続している学外ボランティア活動もあり、かなり忙しい状況でした。両立するとなると大変になることが予想されます。しかし、世界的に有名なイベントをこの豊田高専で開催できるなんて絶対面白いから、とりあえずやってみよう!という想いで、取り組むことにしました。そして、とりあえず始めたイベントの運営は、案の定大変でした(笑)しかし苦痛ではありませんでした。たくさんの実行委員の学生と関わり、またスピーカーの人達と関わり、毎日が新しい発見や驚きに満ちていたのです。また、高専の先生方のサポートの手厚さは素晴らしかったです。困難な局面に直面しても、親身になってできることを考えサポートしてくれました。そして迎えた本番、準備を重ね、たくさんの想いが詰め込まれたイベントは、一回目にして大成功を収めました。始まった瞬間涙があふれて止まりませんでした。この瞬間、TEDxは私の人生にとって大切な出来事になりました。
私が高専生活を通じて得たことは、「面白そう」だと思ったことは「とりあえずやってみる」という心意気です。この心意気は大学生活でも活きていると実感しています。高専には、たくさんの面白いことに挑戦できる機会と、先生方の手厚いサポートがあります。みなさんも、大変そうだからやらないのではなく、面白そうだからやってみるという心意気で自分の好奇心を大切にしてみてください!大変になったときは周りを頼っちゃってください!5年間は思ったよりあっという間でした。この高専という素敵な環境を最大限に活かして、有意義で楽しい高専生活を送ってほしいと思います!
ちなみに、私は現在大学で勉強をしながら、コーヒーを通じた地域活性化に興味を持ち、北海道のある地域で間借りカフェにチャレンジしています!一緒に頑張りましょう!